axiosの使い方まとめ (GET/POST/例外処理)

2020年9月16日水曜日

axios javascript

t f B! P L

最近何かとよく使うJavaScriptでAJAX通信を行うaxiosについて、簡単に使い方をまとめました。

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GETリクエストをaxiosで送る

まずはGETリクエストをaxiosで送る方法です。

const res = await axios.get('/users')
console.log(res.data)

分割代入の記法を使うと、以下のようにも書けます

const {data} = await axios.get('/users')
console.log(data)

クエリパラメータ (URLパラメータ)を指定

クエリパラメータを指定する方法は2つあります。

1つ目は、axios.getに指定するURLに直接記述する方法です。

axios.get('/user?id=123')

2つめは、axios.getの第2引数に、オプション指定する方法です。

axios.get('/user', {
  params: {
    id: 123
  }
})

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POSTリクエストをaxiosで送る

次はPOSTリクエストをaxiosで送る方法です。

JSON形式でPOSTする

JSON形式でPOSTする場合は、axios.postの第2引数に、送信するデータをJavaScriptオブジェクトで指定します。

const res = await axios.post('/user', {
  id: 123,
  name: 'Yamada Tarou'
})

application/x-www-form-urlencoded形式でPOSTする

application/x-www-form-urlencoded形式でPOSTする場合は、URLSearchParamsを使います。

var params = new URLSearchParams()
params.append('id', 123)
params.append('name', 'Yamada Tarou')
const res = await axios.post('/user', params)

axios でファイルをアップロードする

画像などのファイルを、axiosでアップロードする場合は、以下のように書きます。

[Javascript]

var params = new FormData()
var file = document.getElementById("file-input")

params.append('file', file.files[0])
const res = await axios.post(url, params, {
    headers: {
      'Content-Type': 'multipart/form-data'
    }
})

[HTML]

<input id="file-input" type="file" />

アップロードするファイルをFormDataクラスに追加して、ヘッダーのContent-Typemultipart/form-dataを設定することがポイントです。

axiosの例外処理

レスポンスエラー時の、axiosにおける例外処理について紹介します。例外処理の実装パターンには大きく2つのやり方があります。

try-catchパターン

axiosの通信処理を、try-catchで囲む実装パターンです。

let res
try {
  res = await axios.get("/user?id=123");
} catch (err) {
  res = err.response
}

if (res.status != 200) {
   console.log("例外発生時の処理")
}

await-catchパターン

axiosのgetおよびpostはasync関数のため、戻り値がPromissとなる。そのためPromissのawait/catchパターンで例外処理が行えます。

const res = await axios.get("/user?id=123")
 .catch(err => {
   return err.response
 });

if (res.status != 200) {
   console.log("例外発生時の処理")
}

どっちのパターンを使えばいい

try-catch、await-catchパターンの2の例外実装について紹介しました。ではどちらを使ったほうが良いのでしょうか?

好みの問題もあるかもしれませんが、基本的には以下の2つのメリットから、await-catchパターンで例外処理をするのが良いと言われています。

  • try-catchのような冗長さがなくなる
  • レスポンスをletを使わずconstで宣言できる

レスポンスデータの受け取り方

axiosのgetpost関数の戻りは、promissで返ってくるため、awaitパターンや、thenパターンなどでレスポンスが受け取れます。

awaitパターン

なんと言っても、awaitパターンで書くのが一番スマートにかけます。

const res = await axios.get('/users')
console.log(res.data)

awaitはEMCA2017で正式に追加された仕様のため、一部のブラウザでは使用できない可能性があります。実際はES5にトランスパイルしてから、使うことになると思います。
(2020年3月現在のブラウザ対応状況は、以下の通りです)

awaitのブラウザ別対応状況

IE以外の主要なブラウザでは awaitをサポートしています

thenパターン

axios.get('/users').then(res => {
  console.log(res.data)
})

IE11の場合、Promissをサポートしていません。polyfillライブラリを入れると使えます。

<!--[if IE]>
<script src="https://www.promisejs.org/polyfills/promise-done-7.0.4.min.js"></script>
<![endif]-->

axiosでBasic認証

axiosでは、次のようにauthパラメータにユーザー名とパスワードを指定することで、Basic認証を行うことができます。

const res = await axios.get('/users', {
    auth: {
      username: "username",
      password: "1234"
    }
  })

Basic認証のユーザー名、パスワードをデフォルトで設定する

↑で紹介した方法だと、getpost関数の呼び出しの度に認証情報をセットする必要があり、数が増えてくるとソースが汚くなり、パスワードなどが変更になった時に、呼び出し箇所全部を修正する必要があり大変です。

そんな時は、axiosをrequireまたはimportしたタイミングで、次のように認証情報をセットしておくと、デフォルトでauthが設定された状態になり、個々の呼び出しでauthパラメータの指定を省略することができます。

const axios = axios.create({
    auth: {
      username: "username",
      password: "1234"
    }
  });

さいごに

JavaScriptコードのイメージ

今回は、axiosの使い方について紹介しました。jQueryでも同じように書けますが、最近はあえてjQueryを使わず、素のJavaScriptで組んで、AJAXの部分だけをaxiosを使ったりする事が多くなりました。

Angular, Next.js. vue.jsなどのフレームワークと組み合わせてaxiosを使うことも多いため、axios使い方は覚えておいて損はないと思います。

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Webアプリエンジニア。 日々新しい技術を追い求めてブログでアウトプットしています。
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