MacにWineを導入してWindowsアプリを動かす

2026年1月18日日曜日

Mac

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はじめに

「Macを使っているけれど、どうしてもあのWindows専用ソフトが使いたい……」 仮想環境を構築したり、Boot Camp(Intel Macの場合)を使ったりする方法もありますが、リソースの消費が激しかったり、切り替えが面倒だったりします。

そこで便利なのが「Wine」です。Wineは、macOS上でWindowsアプリケーションを直接動作させるためのオープンソースの互換レイヤーです。今回は、MacにWineを導入して、実際にWindowsアプリを動かすまでの手順を分かりやすく解説します。

XQuartzをインストール

WineでGUIアプリを動かす際に、環境によってはX11周りのサポートが必要になります。 macOS標準ではX11が入っていないため、まずは XQuartz をインストールします。

XQuartz よりダウンロード(Quick Downloadよりリンクをクリック)

ダウンロードしたパッケージを画面の指示に従いインストールします。 インストール後は、念のため一度Macを再起動しておくとトラブルが減ります。

Wineのインストール

次に、本命のWineをインストールします。今回はパッケージ管理ツールのHomebrew経由で導入します。

今回は安定動作を優先して「wine-stable」を指定します。もし最新機能が含まれる開発版を使いたい場合は「wine@devel」を選びますが、基本的には安定版がおすすめです。

ターミナルを開き、以下のコマンドを入力してください。

$ brew install --cask --no-quarantine wine-stable

winetricksのインストール

winetricksとは?

Wineをインストールしただけでは、Windowsアプリを動かすのに必要なライブラリやフォントが足りず、文字化けやエラーが発生することがよくあります。winetricksは、それらの不足パーツをコマンド一つで簡単に補ってくれる非常に便利な補助ツールです。

インストール

まずは、インストール用の一時ファイルを保存するディレクトリ(今回はダウンロードフォルダ)へ移動します。

$ cd ~/Downloads

インストール用のスクリプトをダウンロードします。

$ curl -OL https://raw.githubusercontent.com/Winetricks/winetricks/master/src/winetricks

続いて、Homebrewを使ってwinetricks本体をインストールします。

$ brew install winetricks

日本語フォントのインストール

Wineの初期状態では、日本語が「豆腐(□)」のように文字化けしてしまうことが多いため、代替フォントを導入しておきましょう。

まずは、MSゴシックなどの代替フォントをインストールします。

$ winetricks fakejapanese_ipamona

さらに、メイリオフォントの代替として機能するフォントもインストールしておくと安心です。

$ winetricks fakejapanese_vlgothic

Windowsアプリを動かしてみよう

準備が整ったので、さっそくWindowsアプリを動かしてみましょう。 今回は、データベース開発者にはおなじみの高機能ツール「A5:SQL Mk-2(A5M2)」を試してみます。

Windowsと同じ手順で A5:SQL Mk-2(A5M2)の公式サイト よりアプリをダウンロードします。

ダウンロードしたZIPファイルを解凍すると、中に .exe 形式のファイルが入っています。MacにWineが正しくインストールされていれば、.exe ファイルにWineが関連付けられているはずです。

「A5M2.exe」をダブルクリック、または右クリックからWineで開きます。

すると……なんと、いつもWindowsで使っているA5M2がMac上で動き出しました!

と思いましたが、メイン画面でシステムエラーが無限に表示されてしまい、操作不能になってしまいました。。。

ネット上の報告では「普通に動く」という声も多かったので、どうやら最新版のA5M2とWineの相性の問題があるのかもしれません。

そこで、気を取り直して少し古いバージョンのA5M2をダウンロードして再試行してみることに。今回は「Version 2.18.3」を試してみます。

今度はエラーも出ず、スムーズに起動して普通に操作することができました。

Wine経由の場合、アプリのバージョンによって挙動が大きく変わることがあるようです。「最新版が動かない!」というときは、少しバージョンを落として試してみるのがコツかもしれませんね。

まとめ

今回は、MacにWineを導入してWindowsアプリを動かす手順をご紹介しました。

MacでWindowsソフトを動かす方法はいくつかありますが、Wineは仮想環境を構築するよりも動作が軽快で、手軽に利用できるのが大きなメリットです。

導入のポイントを振り返ると、以下の通りです。

  • XQuartzとWine本体を正しくインストールすること
  • winetricksを活用して日本語フォントを導入し、文字化け対策をすること
  • 最新版でエラーが出る場合は、少し前のバージョンを試してみること

今回のA5:SQL Mk-2の例のように、バージョンの違いだけで問題なく動くこともあります。諦めずに試行錯誤してみるのが、Wineを使いこなすコツと言えそうです。皆さんもMacで使いたいソフトがあれば、ぜひこの方法で試してみてください。

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Webアプリエンジニア。 日々新しい技術を追い求めてブログでアウトプットしています。
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