[Python] urllibでトレースログを出力する

2018年12月15日土曜日

Python urllib

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[Python] urllibでトレースログを出力する

Python標準のurllibで、トレースログを確認する方法です。
送受信したデータの、HTTPヘッダの内容を確認する時に便利です。

Python URLLIB

wiresharkでは難しい、HTTPS通信のログも簡単に確認できます。

トレースログを出力するサンプルコード

以下のサンプルコードで、「トレースログ出力用の設定」となっている箇所を、アプリ起動時に1回だけ通します。
それ以外は、通常のurllibの使い方と同じです。

import urllib.request
import urllib.parse
import http.client

#トレースログ出力用の設定 (ここから)
http_logger = urllib.request.HTTPHandler(debuglevel=1)
opener = urllib.request.build_opener(
    urllib.request.HTTPHandler(debuglevel=1),
    urllib.request.HTTPSHandler(debuglevel=1))
urllib.request.install_opener(opener)
#トレースログ出力用の設定 (ここまで)

#あとは、通常のurllibの使い方と同じ
data = urllib.parse.urlencode({'form_param': 'value'}).encode('utf-8')
request = urllib.request.Request('https://www.example.com', data)
response = urllib.request.urlopen(request)
html = response.read()

上のサンプルを実行してみると、コンソールに送受信したHTTPヘッダの内容が表示されています。

send: b'POST / HTTP/1.1\r\nAccept-Encoding: identity\r\nContent-Type: application/x-www-form-urlencoded\r\nContent-Length: 16\r\nHost: www.example.com\r\nUser-Agent: Python-urllib/3.7\r\nConnection: close\r\n\r\n'
send: b'form_param=value'
reply: 'HTTP/1.1 200 OK\r\n'
header: Accept-Ranges: bytes
header: Cache-Control: max-age=604800
header: Content-Type: text/html; charset=UTF-8
header: Date: Fri, 14 Dec 2018 00:11:53 GMT
header: Etag: "1541025663"
header: Expires: Fri, 21 Dec 2018 00:11:53 GMT
header: Last-Modified: Fri, 09 Aug 2013 23:54:35 GMT
header: Server: EOS (vny006/0454)
header: Content-Length: 1270
header: Connection: close

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